旧笊川は仙台市の中心部を流れる河川で，過去に度々大きな水害を引き起こしてきました．

主な水害の歴史は以下の通りです:

• 1910年(明治43年)7月 - 大雨により旧笊川が氾濫し，仙台市内で大規模な浸水被害が発生しました．死者数は100人以上に上りました．
  
• 1947年(昭和22年)9月 - 台風による大雨で旧笊川が決壊し，仙台市内が大水害に見舞われました．死者数は100人近くに達しました．
  
• 1986年(昭和61年)8月 - 集中豪雨により旧笊川が氾濫し，仙台市内で広範囲に浸水被害が発生しました．
  

このように，旧笊川は仙台市の歴史の中で何度も大きな水害を引き起こしてきました．近年は河川改修工事などが進められ，水害リスクは低減されてきていますが，依然として大雨時の氾濫には注意が必要な状況です．

仙台市民にとって，旧笊川の水害の歴史は重要な教訓となっています．今後も防災対策を強化し，水害に強いまちづくりを進めていく必要があります．

今回「旧笊川排水機場」で使用するコラム形ポンプについての特徴を示します．

• 揚程が低く，吐き出し量が大きい揚水や排水に適しています．（低揚程・大水量）
  
• コラムと呼ばれるパイプ内に取り付けることで運転出来ます．
  
• 補機が少なくメンテナンス（保守）が簡単です．
  
• 軸流形または斜流形の羽根車と乾式水中モータを組み合わせたものです．（今回は斜流形）
  
• 用途は，雨水排水，農業用や工業用水の取水などです．
  

さらに詳細でわかりやすい解説は現在準備中です．今しばらくお待ちください．

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